現在の教室の状況について(2023年6月26日)―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 250―

(2023年6月26日 19:30)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、社会学者の上野千鶴子氏がこれからの社会が「予測のつかない社会」であり、そこで起こる様々な変化に対応するために複数の分野に股をかける「ひとりダイバーシティ」を実現すべきと述べているブログ記事を紹介した上で、それに合わせて相互扶助的なコミュニティーを形成する必要があるのではないかという話をしました。そのために周りの人としっかりとしたコミュニケーションを取れることが望ましいと考えていることが、ここで18、19歳の人のコミュニケーションのあり方に関する記事を多く掲載している理由の一つになります。

さて、話が少し横道に逸れたようにも思いますが、通常、「男性稼ぎ手役割意識」が現代日本社会でも根強く残っているというトピックが扱われる際には、例えば家庭内において家事や育児に関わることの多くを(共働きの世帯であっても)女性が担うことにつながる、もしくは所得税のような社会的な制度が女性の社会的進出を促すようなものに改善される動きが鈍いものになってしまうといったような話が取り上げられます。また、女性が大学に進学する際などにこれまで「男性向き」のものとされてきた分野を扱う学部・学科の受験に周りの大人から難色を示されたり、実際に男性が合格しやすいような形で入試制度が運営されたりするようになるという指摘も見られます。確かに、「男性稼ぎ手役割意識」がこれまで女性の社会参加や自己実現を妨げる働きをしてきたことは否定することはできません。

ただし、ここまで数回の記事で述べてきたように、このような考え方が社会に浸透していることによる男性のコミュニケーション能力などのあり方に対する影響にももう少し注目が集まってもいいのではないかと僕は考えています。大学の帰国生入試を受験する人の数は限定的なものかもしれませんが、首都圏の有名私立大学を中心にAO入試で入学した人の学習意欲が一般入試を受験した人よりも強いもので成績もよいという評価があるようで、このような形で大学に入る経路が今後拡充される可能性がありますし、AIに関連した技術などの急速な発展や産業構造の大幅な変化のように個人の生活の少なくとも経済的な側面を不安定にするものが多く存在する状況にあるというのがその理由です。

「男性稼ぎ手役割意識」は少子高齢化が進み、先進国では唯一30年間労働者の年収が上がっていないと言われるこの社会において徐々に薄まっていくはずですが、一度社会に定着してしまった価値観が短期間で覆されることは難しいですし、そのための制度を導入することに関する合意が形成されることも同様でしょう。このような状況を踏まえると、そこで生じる問題には当分の間、例えば保護者や周りの大人が子どもと接する際に自分が「男性稼ぎ手役割意識」に基づいた言動を取っていないかを確認するといった形で、個人や小集団のレベルの対処をするしかないということになるはずです。

それに加えて、男子生徒からコミュニケーションに積極的な姿勢を引き出すための取り組みを考える際に、僕らの経験上重要だと思われるものがいくつかありますが、それについては今後の記事で紹介できたらと考えています。

なお、現在の教室の様子を写真で確認したい人は、SOLのFacebookやInstagramのページを定期的に更新していますので、そちらを見てもらえればと思います。よろしくお願いいたします。

【FacebookのSOLのページ】
https://www.facebook.com/SOL-School-of-Literacy-119065564809817/

【InstagramのSOLのページ】
https://www.instagram.com/schoolofliteracy/

それでは、帰国生の大学受験やSOLの帰国生大学受験セミナーなどに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

トップへ戻る