2024年9月以降に最終学年となる人の学習サポートについて ―SOLからのお知らせvol.324―

(2023年12月14日 19:30)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、海外に1年間留学し日本の高校に復帰した人について、首都圏の有名私立大学の総合型選抜を受験することを考えているのであれば、TOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験の成績を伸ばすための取り組みを早くに始めた方がいいという話をしました。短期間の留学は英語の学習に前向きになるのに一定の効果があると言われますが、それでもこれらの試験で合格するのに必要な成績を取るには長い時間がかかることが多いのがそのように考える理由です。SOLの帰国生大学受験セミナーでは12月26日から29日、来年の1月4日、5日を対面もしくはオンラインの個別指導を行う「年末・年始特別授業」の期間としていますので、そこで受験準備の1歩目を踏み出してもらえればと思います。

さて、10月18日にこのブログに掲載した「SOLからのお知らせvol. 315」では、オーストラリアやニュージーランドなどの高校に在籍している人が帰国生入試や総合型選抜を受験する場合、ニュージーランドの高校を卒業するのに必要な単位を早くに取得できた場合を除いて、受験準備に専念できる期間を十分に確保できなくなる恐れがあると述べました。そのため、最終学年に入る前の12月からTOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験や日本語小論文試験の対策を始めた方がいいということになりますが、これまでの生徒の中にはその段階までにIELTSのスコアを目標まで上げる取り組みをし、2ヶ月間小論文の学習のみをしたことによって最終的に満足できる成果を上げた人がいます。

海外に滞在する予定の期間が1年以上残っている時点でTOEFL iBTやIELTSの対策を始めると、意味が分かる単語や表現を増やすことができますし、文法事項の確認もできるため、高校などでの生活を充実したものにすることにもつながります。この際に注意すべきなのは、TOEFL iBTやIELTSでは(初歩的なものであるとは言え)学問的な文章が取り扱われるために、そこで見られる単語や表現には抽象的な内容を持つものが少なくないことです。また、そもそも文法学習において理解が求められるものは(具体的な例文を提示しながらであったとしても最終的には)抽象的な形で説明されるのが通常ですが、英語を第二言語としそれが主に使われている環境で過ごした期間が短い場合には、母語である日本語で説明を受けながら学習を進めて行くのが効果的であり、英語運用能力をTOEFL iBTやIELTSで出題されるようなものに対応できる水準まで伸ばすのにかかる時間も短くなります。

僕らはこの点を踏まえて、英語の語彙や文法の学習に関して(できるだけ専門用語を使わず英語圏のネイティブのイメージを再現する形で)日本語を使って授業を行っています。早めにTOEFL iBTやIELTSの対策をしておくべきなのは、カナダやアメリカ、イギリスといった北半球の高校で来年以降に最終学年になる人でも変わりませんので、これまでにお知らせしてきたSOL帰国生大学受験セミナーの冬期の授業や対面もしくはオンラインでの個別指導などをうまく活用してもらえればと思います。

なお、「大学受験準備コース」の概要に関しては、以下のウェブページを参照してください。

【SOL帰国生大学受験セミナー「大学受験準備コース」概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course4/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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