既卒生/2024年5月・6月卒業生コースについて(3) ―SOLからのお知らせvol.335―

(2024年2月15日 18:00)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
2月3日に掲載した記事では、帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2024年5月・6月卒業生コース」の「1学期」(6月24日~8月30日)から始まるグループ指導の特徴の一つとして、「1回の授業に参加する人の数を16名までとしていること」を挙げました。例えば、帰国生入試や総合型選抜の日本語小論文試験でトピックとなるものをどれくらい理解しているかはこれまでの学習のあり方によって異なりますが、この規模であれば僕らが生徒一人ひとりの授業内での様子を細かく確認できるため、解説などを彼ら/彼女らがよりよく理解できるような形で行うのに必要なものについて考えることができます。

さて、「既卒生/2024年5月・6月卒業生コース」の1学期に当たる期間には、例年、「2024年11月卒業生コース」の生徒が7月の2週目くらいまでグループ指導に参加し、その後、「日本の高校3年生コース」の生徒が彼ら/彼女らの代わりに毎日教室に通って来るようになるため、20名くらいの人が帰国生入試や総合型選抜の受験準備を行うことになるのが通常です。一方で、そのサポートを行う教師は2名ですが、教師:生徒の人数比がこれくらいであれば、授業を担当するだけでなく、進路や学習の方向性に関する相談の対応、授業で使用する教材の作成、小論文の答案や英語エッセイの添削、志望理由書、活動報告書の作成のサポート、面接試験の練習など生徒の入試に向けた取り組みの全てに関与することができます。この「生徒の受験準備の全てを2名の教師がサポートしていること」もSOL帰国生大学受験セミナーのグループ指導の特徴の一つになります。

一般的な予備校や塾では、これらのプロセスを細分化したものが「専門的なスタッフによる分業制」という名の下に別々の人によって担当されることになりますが、それでは入試でよりよい成果を出すのに必要なものを生徒に習得してもらうことにつながらないのではないかと僕らは考えています。例えば、僕らは自分の担当している日本語小論文試験に関する授業で提出された答案を(添削の際に僕らが付けたコメントを踏まえて生徒が書き直したものを含めて)全て添削しており、僕の場合であれば、「共通小論文」や「共通小論文テスト」、「社会科学系小論文」といった授業で出した課題について生徒が作成した50~100本くらいの小論文に1週間でコメントを付けることになります。

これによって可能になるのが、授業内での生徒の様子を見ていただけでは把握することができない彼ら/彼女らの学力のあり方を理解することです。首都圏の有名私立大学の帰国生入試や総合型選抜の日本語小論文試験では、A4用紙1、2枚の長さの文章が問題文として出題され、その内容を踏まえた上で自分の考えを述べることが求めるものが一般的です。SOLの授業で用いる教材もそれに合わせた形式になっていますが、生徒が作成した答案を見れば、彼ら/彼女らが問題文をどの程度正しく理解できているかが分かりますし、高い評価を受けるような小論文を書くために必要な水準で読解ができていない場合に、例えば日本語の語彙や表現の蓄積やトピックとなっているものに関する知識が十分でなかったり、文章を読む経験が不足しているためにその構造をうまく把握することができなかったりといったような具体的な学習上の課題を特定することもできます。

同様に、文章を実際に作成していく際に求められるものに関しても一人ひとりの生徒が年齢相応な形で習得しているものとそうでないものが何であるのかということが答案を添削することによって明確になります。それによって、授業内での解説などを彼ら/彼女らが抱えている問題に合わせて行うことが可能になります(帰国生大学受験セミナーの授業では答案を事前に提出することにしています)し、授業外の時間に個人で取り組む学習上の課題についての正しいアドバイスもできるようになります。

このような取り組みの結果、多くの人が帰国生入試や総合型選抜において満足できる成果を上げているので、2024年度もSOLの教室で受験準備を行う人のサポートの全てを2名の教師で行う予定です。

「既卒生/2024年5月・6月卒業生コース」の概要は以下のウェブページにおいて確認できます。

【概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

【帰国生大学受験セミナーの授業の特徴や内容などについて】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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