【学生の声】富樫紀幸(横浜国立大学教育人間科学部 2009年度入学)

大学受験の準備を始めた頃の私は小論文と感想文の違いもわからないばかりか、社会に関する関心もなく、情報の見方、物事の考え方すらもわかっておりませんでした。しかし前島先生と余語先生の下で小論文の学習をしていくうちに、社会に関心を持つようになり、自分で情報を取捨選択できるようになりました。

小論文を書く際に必要なのはテーマについての知識と深い考察、制限された字数で相手を説得できる文章力です。表現力については書いた小論文の数に比例して高くなると思いますが、テーマについての知識の仕入れ方やその考察の仕方は自力で身につけるのは難しいと考えます。また、どう説明すれば読み手を納得させられるかということは一人で考え込んでいてもどうにもなりません。そこで先生方は半年間の授業でこれらの問題を解決すべくテクニックを教えてくれ、考察の仕方のモデルなどを示してくださいしました。

先生方に教えていただいた事は大学入学後も非常に役に立っています。大学の授業でレポートを書くときに必要なのは、やはり資料調達、深い考察、文章力、つまり小論文を書く時に用いるテクニックです。半年間小論文の勉強をしてきた私には大学のレポートはさほど苦になりません。

私は先生方に教えていただいたことは受験のみならず、大学生活、更には社会人生活でも役に立つものであると考えています。先生方の教えを受験期間だけの付け焼刃なものにせずに、自分の力になるようにしっかり身につけることをこれからの学生生活の目標にしたいと思います。

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