2013年度4月入学者を対象とした入試の出願条件などについてvol.28 ―帰国生大学入試についてvol.121―

(2012年10月12日 16:30)

こんにちは。SOLの余語です。
前回前々回の記事では立教大学の経営学部や文学部で行われる帰国生入試の概要をお知らせしました。この大学には帰国生入試以外に自由選抜入試という制度があり、こちらで帰国生を特別な手続きを取ることなしに受け入れている学部があります(ただし、このような学部は今年減少してしまい、2つだけになってしまいました)。今回は、このうち帰国生が多く受験する異文化コミュニケーション学部の出願条件などを取り上げたいと思います。


この学部の自由選抜入試で出願資格を得るには、「2012年4月から2013年3月までの間に高校を卒業した(もしくは、修了見込みである)こと」という全ての受験生を対象とした条件の他に、次に示す3つの条件のうちの1つを満たすことが求められています。


・外国の教育制度を採用する海外の教育機関に通算4学年以上在籍したこと
・TOEFL iBTで80点以上、TOEIC(IPを除く)で730点以上を取得していること
・大学が指定するドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語の運用能力試験において一定以上のスコアや級を取得していること



上で挙げた3つ目の条件の詳細については、以下に大学の自由選抜入試の出願資格に関するHPへのリンクを貼っておきますので、そちらを参照してください。


【立教大学自由選抜入試HP】
https://www.rikkyo.ac.jp/invitation/admissions/undergraduate/info/free_selection/exam.html


この入試には、書類審査である第一次選考と筆記試験・面接試験から成る第二次選考がありますが、第一次選考では志望理由書の内容や外国語運用能力試験の成績だけでなく、通っている高校での成績が重視されます。また、異文化コミュニケーション学部の場合、第二次選考の筆記試験は小論文試験、外国語試験(英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、朝鮮語のうちから1つを選択)で構成されています。小論文試験では全学部共通の課題が出題され、帰国生入試で出題されるものより内容が難しい文章が問題文として出題されることが一般的です。受験を考えている人は、新書などの読解を通じて日本語の読解力を向上させておくことが望ましいでしょう。


この入試の出願手続き期間は9月27日から10月4日までとなり、今年度はすでに終了していますので、この記事は来年度以降の受験を考えている人に参考にしてもらえればと思いますが、2000字程度の志望理由書(これまでに行った活動や入学後に学びたいことを説明するものです)や活動報告書を作成しなければなりませんし、外国語運用能力試験の成績で出願資格を得た人はそれを証明するものの原本の提出が求められていますので、出願に向けた準備はなるべく早く始めるようにしてください。


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。


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