2013年度4月入学者を対象とした入試の出願条件などについてvol.26 ―帰国生大学入試についてvol.119―

(2012年10月9日 10:05)

こんにちは。SOLの余語です。
「帰国生大学入試について」のvol. 116からvol. 118では、法政大学の文学部、経営学部などで行われる「帰国生のための入学試験」、グローバル教養学部(GIS)やキャリアデザイン学部の自己推薦特別入試の概要をお知らせしました。首都圏の難関私立大学の帰国生入試やAO入試の多くは試験日が9月から11月の間に設定されていますが、立教大学経営学部や文学部の帰国生入試は時期的にその中でも最も遅く実施されるものです。今回の記事では、この入試制度における経営学部の出願条件などを取り上げたいと思います。


立教大学の経営学部を帰国生入試で受験するには、「日本国籍、または永住権などを有していること」「国の内外を問わず、通常の12年の学校教育課程を2012年4月から2013年3月までの間に修了している(もしくは、修了見込みである)こと」という条件の他に、外国の教育制度を採用する海外の教育機関の在籍期間に関する、以下の2つの条件のうちいずれかを満たす必要があります。


・中学校、高校に継続して3学年以上在籍したこと
・小学校、中学校、高校に通算5学年以上在籍したこと



これに加えて、海外の教育機関から日本国内の高校やインターナショナルスクールに編入した場合、編入してから大学入学までの期間が2学年以内であることが求められます。


合否の判定は、筆記試験(小論文試験、外国語試験)と面接試験の結果を基に行われます。外国語試験は英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語から1つを選択することになりますが、これまで受験した人の結果を見る限り、英語試験の受験を選択する方が他の外国語の試験を受験した場合よりも高い確率で合格が望めるようです。


また、この学部では、筆記試験の翌日に面接試験に進める人が発表されることもあり、採点のしやすい英語試験の結果が合否に最も強い関連性を持っています(実際に、一昨年の受験生で小論文試験では問題文を誤読したことで見当違いな内容の文章を書いてしまったものの、英語試験が例年合格するのに必要な水準以上の出来だったため、合格した人がいます)。多くの場合、この試験は主に長文の内容や語彙、表現の確認問題で構成されており、そこで取り扱われているものは基礎的なものであるため、TOEFL iBTで80点程度を取得できる人なら十分に合格可能性があると言えます。受験に向けての準備では、過去問の演習などを通じて、簡単な問題で「取りこぼし」をしないような姿勢を身に付けておくことが重要です。


出願手続き期間は10月10日から16日までとなります。提出が求められる書類の中には800字で志望理由を述べるものがありますので、できるだけ早く準備作業に取りかかるようにしてください。


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。


【お問い合わせフォーム】
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