日本に帰国する前に揃えておくべき書類などについて(5) ―帰国生大学入試についてvol. 328―

(2022年7月22日 19:30)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、日本の大学の帰国生入試やAO入試の中には、それほど数が多いわけではないものの、卒業証明書(certificate of graduation)や在籍期間証明書(certificate of attendance)、成績証明書(transcript)の他に高校の学校長や教師などが作成したものの提出を求めるものがあると述べました。推薦書は高校での学習や様々な活動に積極的に取り組んできたということを書いてくれるような人に事前の要望を出した方がよいでしょう。

さて、インターネット上などで情報が拡散されているので知らない人はあまりいないと思いますが、海外から帰国し日本の高校に編入した、もしくは中学校を卒業する前の時期に海外の教育機関に在籍した経験がある人でも帰国生入試で出願資格を与える大学や学部・学科は少なくありません。具体的には、入試要項の出願資格を認める条件を説明している箇所で、「海外の中等教育機関(中学校・高校)に在籍したのが何年」というものがあり、「海外の高校を卒業したこと」と記載されていないものがそれに当たります。

日本の高校3年生がこのような入試を受験する場合、在籍している高校が発行してくれる調査書に合わせて、海外の高校に在籍した期間があるならその在籍期間証明書や成績証明書を、海外の中学校で学んだ期間によって上の条件を満たすのであればそこが作成する在籍期間証明書を入手する必要があります。「帰国生大学入試についてvol. 325」でも述べた通り、出願手続きをする際に「原本証明」のために様々な大学を回る手間を省きたいのであれば、なるべく早い時期にこれらの書類を複数作成してくれるよう海外の教育機関に依頼した方がよいと思います。

また、海外の高校を卒業した人でも、日本の高校に在籍した時期がある場合には、日本の高校でそこで学んだ期間に関する調査書を提出しなければなりません。日本の高校は、海外の教育機関と違って、このような事務手続きに長い時間がかかることが多いですし、郵送をしてくれないのが通常であるため、担当する教師の予定に合わせて学校に取りに行かなければならないといった点で手間がかかります。このようなことを考えると、日本の高校に調査書の作成を依頼しなければならないのであれば、なるべく早い段階で動くようにした方がよいでしょう。

それでは、出願手続き時に提出する書類に関する話はこれくらいにして、次回からは帰国生が受験することの多い入試の特徴を、首都圏の有名私立大学で実施されているものを中心に見ていきたいと思います。日本の大学の帰国生入試やAO入試の受験に関してご質問などがありましたら、以下のフォームからご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comにメールをお送りいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【教育相談フォーム】
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