2013年度4月入学者を対象とした入試の出願条件などについてvol.17 ―帰国生大学入試についてvol.110―

(2012年9月6日 10:05)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、中央大学の法学部や商学部、文学部で実施される海外帰国生特別入試の出願条件などをお知らせしました。この入試制度は高校卒業から大学入学までの期間が1年以内でないと受験することができませんが、この条件を満たすことができない帰国生でも受験が認められている入試制度があります。そのうちの一つが、法学部・商学部の英語運用能力特別入試です。


この入試制度に出願する場合には、「2013年3月までに通常の課程による12年の学校教育を修了している(もしくは、修了見込みである)こと」という条件の他に、それぞれの学部が指定する英語運用能力試験において一定以上のスコアや級を取得していることが求められます。どのような試験のスコアなどを提出すべきかということについては、この記事の最後にリンクを貼る入試要項の3ページを参照してもらえればと思いますが、2つの学部に共通しているものは以下の通りです。


・TOEFL iBT 68点以上(PBTの場合は520点以上)
・TOEIC 680点以上(IPを除く)
・IELTS 6.0以上(アカデミック・モジュールに限る)
・英検準1級以上



合否の判定は、筆記試験(法学部では現代文・小論文・英語、商学部では現代文・小論文)や面接試験の結果を基に行われます。法学部の英語試験はこれまで英文和訳問題や、英語の長文の内容を英語で説明する読解問題、それに関連したエッセイを書くものとエッセイに対する自己評価などを述べるもので構成されていましたが、昨年は英文和訳問題と読解すべき長文のないエッセイ課題という受験生にとっては対策をしやすい形に変更されました。ただし、帰国生入試の筆記試験の出題形式は年によって大きく変更される場合がありますので、受験を考えている人は念のため、一昨年までの過去問を使った練習をしておいた方がよいでしょう。


また、商学部では英語の試験がありませんが、前回の記事で述べた海外帰国生特別入試と同様に、提出したスコアなどが合否に影響を及ぼしていることが、これまでの生徒の受験結果などを見ると分かります。これを考えると、この入試でも大学が定めた基準をできるだけ上回っているスコアや級を取得していることが望ましいと思われます。


出願手続き期間は9月10日から14日までとなります。英語運用能力試験の成績を証明する書類は直送、もしくは原本を提出することが求められていることに注意が必要ですし、商学部のフレックス・PLUS1・スカラシップにエントリーしたい人は奨学金の給付を希望する理由や使用目的などを説明する書類の作成が求められていますので、なるべく早く作成作業に取りかかるようにしてください。


【中央大学英語運用能力特別入試要項】 https://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/law/pdf/b01_06_02-03.pdf?200512050000


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