立教大学経営学部の帰国生入試について(2013年度版)―帰国生大学入試についてvol.212―

(2013年10月3日 10:30)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、帰国生の間で以前から人気の高い国際教養系の学部の一つである法政大学グローバル教養学部(GIS)で行なわれる自己推薦特別入試の概要をお知らせしました。この学部の学生は非常に少人数で、SOLのOBで入学した人の満足度も高いのですが、出願手続き時に提出する志望理由を説明する書類に手間がかかりますので、準備になるべく早い段階で取りかかるのが望ましいと思います。


さて、「帰国生大学入試について」のvol. 204vol. 209では、立教大学の自由選抜入試における異文化コミュニケーション学部の出願資格認定のための条件や、その他の学部を外国の教育制度を採用する高校を卒業した人が受験する場合に取るべき手続きを取り上げました。この大学では自由選抜入試以外に、経営学部や文学部で帰国生入試が実施されており、首都圏の難関私立大学で最も遅い時期のものであるため、多くの人が受験しています。このうち、経営学部で出願資格を得るためには「日本国籍、もしくは永住権を有していること」「通常の12年の学校教育課程を2013年4月から2014年3月までに修了している(もしくは、修了見込みである)こと」の他に、外国の教育制度を採用する海外の教育機関の在籍期間について以下の2つの条件のいずれか1つを満たすことが求められます。


・中学校、高校に継続して3学年以上在籍したこと
・小学校、中学校、高校に通算して5学年以上在籍したこと



なお、海外から帰国して日本にある高校に編入した場合、そこでの在籍期間は2学年以内でならなければいけないという附則もありますので、この点に関しても注意するようにしてください。


合否の判定は、筆記試験(外国語試験、小論文試験)やその次の日に行なわれる面接試験の結果に基づいて行なわれます。この学部では面接試験の前に不合格者を多数出しますので、評価に時間のかかる小論文試験ではなく、英語やドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語のいずれかで受験ができる外国語試験の出来で合格がほとんど決まってしまうという特徴があり、英語で受験する場合には基本的な読解力、文法や語法を理解する能力を試す記号式のものとなりますので、過去問で8~9割の正答率をコンスタントに出せるようになっておく必要があります。


この入試の出願手続き期間は10月9日から16日までとなります。英語運用能力試験の成績証明書など特別な書類を提出する必要はありませんが、800字程度の志望理由書があるので、今から準備を始めた方がいいと思います。


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。
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