青山学院大学経済学部の海外就学経験者入試について(2013年度版)―帰国生大学入試についてvol.194―

(2013年7月31日 20:25)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、青山学院大学で実施される海外就学経験者入試に関して、今年度に大きな変更があった国際政治経済学部の出願資格を認定するための条件や試験などの概要をお知らせしました。今回の改訂で、特に出願資格に関する条件が複雑なものになりましたので、自分は受験できるのかよく分からないという人はこちらから連絡してもらえればと思います。


さて、この大学では他の学部・学科でもこの入試制度で帰国生の受け入れを行なっていますが、その中で経済学部が国際政治経済学部と同様に、独自の出願資格認定のための条件を設定しています(以前は別の入試制度ということになっていたのですが、今年度から名称が統一されたようです)。そこでは、「日本国籍、もしくは永住権などを有すること」「保護者の仕事の都合で海外に滞在することになったこと」という2つの条件の他に、外国の教育制度を採用する海外の教育機関の在籍期間などに関する以下に示す条件のいずれか1つを満たすことが求められます。


・海外の高校に最終学年を含めた2学年以上に継続して在籍し、2013年4月1日から2014年3月31日までの間に卒業した(もしくは、卒業見込みである)こと
・海外の中学校、高校に継続して3学年以上在籍し、日本の高校を2014年3月31日までに卒業する見込みであること



なお、これらの条件に関しては、前者に「保護者が先に帰国した場合には、単身で残留した期間が2年未満であること」、後者に「日本の高校に編入して卒業するまでの期間が1年半未満であること」という附則があることに注意してください。


合否の判定は、筆記試験(小論文試験、英語試験)や面接試験の結果に基づいて行われます。例年、小論文試験では国際政治経済学部のものと同様に、問題文が付かず論じるべきトピックだけが提示されている問題が出題されるので、本や新聞を読むことによって現在注目を集めている経済問題に関する知識を蓄積しておくことが望ましいと言えます。また、英語試験では長文読解や文法事項を習得できているか否かを確認する問題だけでなく、英語系の学部・学科以外では珍しく和文英訳問題が出題されるなど、英語運用能力を総合的に測る出題形式となっているので、それに対応できるような形で受験準備を進めることが求められます。


この学部の出願手続き期間は9月2日から5日までとなります。学習計画や将来の志望などを説明する書類の作成をしなければなりませんので、なるべく早めにHPから入試要項をダウンロードして準備に取りかかるようにしましょう。


【青山学院大学海外就学経験者入試HP】
https://www.aoyama.ac.jp/admission/undergraduate/examination/exam_orverseas_worker.html


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。
【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/


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