現在の教室の状況について(2023年2月6日)―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 229―

(2023年2月6日 19:45)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、例年、12月、1月の2ヶ月間は首都圏の有名私立大学の一般入試などの受験を控えた生徒とオーストラリアやニュージーランドの高校で最終学年に入ろうとしている生徒が教室という空間を共有することになる時期であり、彼ら/彼女らがコミュニケーションを取ることによって双方にとってよい影響があることを説明しました。現在、教室で受験準備をしている人の中には、「後輩に恥ずかしいところは見せられない」と言ってこれまで以上に強い意欲を持って学習に取り組んでいる人もいます。

帰国生入試やAO入試に関しては、インターネット上の様々なサイトを通じて以前よりも多くの情報にふれることができるようになりました。その中には、ここ10年で急激に増えているこれらの入試を受験する人のための予備校や塾、単身留学生をサポートするエージェントが入試制度の紹介や一つひとつの入試の傾向(後者を扱うものには正しい理解をしているものもあれば、そうでないもあります)を紹介するものがある一方で、実際に受験した人が自分が体験したことを紹介するという形を取るものも見られます。

これから受験準備を行う人がこれから何にどのような形で取り組んでいけばいいのかを確認する目的でこれらのサイトにアクセスする場合、前者にはこれまでの受験生がどのようなプロセスを辿って合格したのかに関する具体的な説明が乏しいものが多いですし、当事者の目線に立ったものの方が信頼性が高いような印象があるため、自分と同じように帰国生入試やAO入試の受験に挑んだ人のブログなどで情報収集しようと考える人がいると思います。僕もその考えは理解ができますし、体験者のブログには学ぶところも多いと思うこともある一方で、このような形でこれらの入試に関する情報に接するのには注意しなければならない点もあると考えています。

例えば、帰国生入試やAO入試の受験で満足できる成果を収めるには、TOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験のスコアを大学が求める水準まで上げることが必要です。そして、特に日本語が母語として定着した後に海外の教育機関で学ぶことになった人の場合、その目標を達成するには意識的な学習をしなければなりませんが、具体的にどのように取り組むべきかは海外に滞在した年数や渡航した際の年齢に合わせて、これまで英語の学習にどのように取り組んできたか、母語である日本語の運用能力がどの程度伸びているかといったことによって大きく異なってきます。また、学習に対して積極的な姿勢をどれくらい持っているのか、日々の生活の中で細部に対するこだわりを見せるのかというような性格的な側面も考慮に入れなければなりません。

このように多くの要素を合わせて考えなければならないということについては日本語小論文試験の対策についても同じことが言えますが、インターネットで様々なブログを確認する限り、上で述べたような点をしっかり説明しているものがそれほど多くあるとは言えないと思います。その結果、自分とは学習上の特性に大きな違いがある人が発信した情報を参考にしたために目標に到達することが難しくなる可能性が生じてしまいます。このような問題を回避するには、受験に関する体験を語ってくれる人が学習に関する経歴や性格といった面でどのような特徴を持っているのかを具体的に確認できるのが望ましいと思われますが、SOLの帰国生大学受験セミナーの12月・1月は翌年度に受験する人にとってそのような機会が得られる時期になっているようです。

なお、現在の教室の様子を写真で確認したい人は、SOLのFacebookやInstagramのページを定期的に更新していますので、そちらを見てもらえればと思います。よろしくお願いいたします。

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